簡単!Photoshopで写真から水彩画風素材を作る方法

簡単!Photoshopで写真から水彩画風素材を作る方法

2017.02.15
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ノウハウ

はじめまして、初登場のezkです。

主にアニメロミックスのデザイン制作を担当しております。どうぞよろしくお願いします。

デジタル化の進む世の中手描きタッチの絵を見ると心がほっとしますよね。しかし実際に水彩画を描くとなるととても大変です。しかし、Photoshopにはデフォルトで水彩画フィルターがありますが、なかなか思ったような感じにならなかったりします。

 

コレジャナイ感・・・

phothoshopデフォルト水彩画フィルター

そこで今回は私が普段から使っている写真から水彩画風素材を作る方法をご紹介します。

まず水彩っぽさの特徴とは?

透明感(薄い淡いコントラスト)
境界のにじみ
紙の質感(テクスチャ)
薄い下絵(鉛筆画)のライン

などではないか?と思います。
以上をふまえて写真を水彩画風に変えていきましょう!

お昼に食べたハンバーガーの写真を用意しました。(背景は切り抜いてあります)
ハンバーガー元素材
作業用にあらかじめ元写真のレイヤーを2枚コピーします。

①色を薄く鮮やかにする

レベル補正
まずコピーした下のレイヤーを選択して
イメージ→色調補正→レベル補正で中間色を薄くして(中間色スライドを左にずらす)
イメージ→色調補正→色相・彩度で彩度を少し(10%程)アップしました。

②境界をクッキリさせる

フィルター→シャープ→アンシャープマスクをかけます。
元画像やサイズによって変わってきますが、今回は【しきい値:0レベル、半径:7.0 pixel、量:250%】にしました。
アンシャープマスク

③境界線を作る

次にコピーした上のレイヤーを選択して
イメージ→色調補正→色相・彩度で彩度を0にしてグレーにしたあと
フィルター→表現手法→輪郭検出をかけます。境界線を作る
輪郭検出のレイヤーをオーバーレイ50%でのせます。
オーバーレイ

ちょっと絵っぽくなってきましたか・・?

次にアートヒストリーブラシを使う為、いったんファイルを保存して再度開きます。
(アートヒストリーブラシはファイルを開いた時点のレイヤーの情報を使用しているようです。)

④アートヒストリーブラシ

もうすこし手描きっぽさを演出したいためディティールが細かすぎる部分にアートヒストリーブラシを使ってつぶして行きます。今回はブラシ:チョーク36pixel、不透明度:50%、スタイル:しっかり(長く)、範囲50pxにしました。
アートヒストリーブラシ
※全部つぶさず所々に残すことがポイント!

⑤テクスチャーで紙の質感を出す

最後に紙の質感を出すためテクスチャーを乗せます。
今回テクスチャーとして水彩が滲んでいる風をイメージしつつ・・
コチラの画像を雲模様とかノイズとかぼかしを使って作成しました。
テクスチャー

キモチワルイですが・・

スクリーン35%、オーバーレイ50%で重ねてみました。
レイヤー合成

完成!

完成!

なんということでしょう

写真が水彩画風になったではありませんか!

人間思い込みが大切ですので水彩画風だ!と思い込めば水彩画のように見えてくるはずです。元素材によって数値などは変わってくるかと思いますが、水彩画風素材を作る際に参考にしていただければと思います!

 

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