意外と知らない「ドワンゴのデザイナー」

はじめまして、ドワンゴデザイナーの桜と申します。
好きな花は『桜』。この時期になると素敵な桜の雑貨や桜スイーツが街中に並び、今年はどこでお花見をしようかと考えただけで今から開花が待ち遠しいです。
今年は東京タワーが東京で一番早い夜桜見物スポットになりそうですね。
ドワンゴのオフィスからは東京タワーが見えるのですが、3/1(火)から展望台で日本初の360度3Dプロジェクションマッピングによる夜桜投影がはじまるとの事で、本物の桜でのお花見の前に一足先に春を感じに行きたいと思っています。
さて…クリエイターズブログで書く初めての記事。
何を書こうかと思案した結果、今回はあまり知られていない「ドワンゴのデザイナー」そのものについて書かせて頂くことにしました。
今はこの「ドワンゴクリエイターズブログ」や「デザイナー採用サイト」からある程度のイメージが掴めるかもしれませんが、それもここ1年程の出来事。
私は昨年、中途採用でドワンゴに入社したのですが、転職を少しずつ考え始めた頃にはまだこれらは存在していなかった事もあり、正直言って「謎の集団」でした(笑)
「ドワンゴ」という会社自体は様々な意味で目立つ会社ですし、ニコニコ動画などのサービスはユーザーとして長年愛用しているのでサービス自体には日頃からお世話になっていました。
初めて利用したドワンゴのサービスは確か、J-PHONE時代に「いろメロミックス(現 dwango.jp)」をガラケーの着信音にしたのが最初だったかと記憶しています。
当時いろメロミックスのCMの最後に「ド→ワ↑ン↓ゴ♪」という独特なサウンド・ロゴが流れていたのは今でも記憶に鮮明です。
しかし、これまでユーザーとしてサービスを利用したりWEB業界に身を置いていても、「ドワンゴのエンジニア」については情報を耳にするにも関わらず、「ドワンゴのデザイナー」についての情報を耳にする事は殆どありませんでした。
そこで今回は、意外と知られていない「ドワンゴのデザイナー」について、普段あまり採用サイトでは焦点をあてられない部分を中心にいくつかご紹介したいと思います。
※尚、基本的な組織体制はこちらの記事をご参照下さいませ。
デザイナー組織を効率よくマネジメントする「仕組みづくり」
【ドワンゴのデザイナー】
※2016年2月現在の情報を元にしています。
【1】ドワンゴのデザイナーって普段どんな事してるの?
普段は主に所属するチームの担当するサービス運営関連のクリエイティブワークを行っています。(動画・静画・生放送など)
運営業務以外にも新規サービスのUI/UXやニコニコ超会議などのイベント関連のデザイン、社内コンペやドワンゴが手掛ける多岐に渡るプロジェクト等、WEBという媒体に囚われずDTPデザインやアプリやゲーム等、あらゆるプロダクトデザインを行います。
基本的にチャレンジしたい事に手をあげられる環境なので、その分、仕事を面白くするものつまらなくするのも個々人の積極性に左右される点があるのが特徴的。
様々なデザインに挑戦してみたい方にはとても良い環境だと思います。
担当業務の状況によって希望が通らないケースもありますが、個々の気持ちを極力尊重しサポートしてくれる心強いチームメンバーや、調整をしてくれるマネジメントチームがいるおかげで、安心してチャレンジしたいことに積極的に手をあげる事ができます。
【2】デザイナーの男女比率は?
だいたい『男性5:女性5』
男女比率としてはデザイナーは男女比が約半々くらいです。
ちなみにドワンゴの会社全体の男女比率としては『男性8:女性2』(従業員数は約1,000名)と非常に男性が多い会社ですので、デザイナーの所属している「クリエイティブセクション」は社内ではとても珍しい、女性比率が比較的高い部署です。
【3】平均年齢は?
『30代前半くらい』
入社前の個人的なイメージとして平均年齢は20代中盤〜後半位かなと思っていたので、これは正直少し意外でした。
IT業界全体的な視点で見ればもちろん十分若い方ですが、20代のデザイナーはさほど多くありません。
デザイナーは他の職種に比べ離職率がとても低い為、長く定着する方が多い事も平均年齢が高い要因かと思います。
【4】エンジニア:デザイナーの比率は?
なんと『10:1』
ドワンゴはエンジニアが強い会社として有名ですが、社内におけるエンジニア:デザイナーの人数比率は、なんと『10:1』!!!
エンジニア約300人に対し、デザイナーはたったの約30人…10倍もの開きがあります。
社内でもレアキャラ…どうりでなかなか外部からはドワンゴデザイナーに関しての情報が掴みにくかった筈です。
【5】新卒採用のデザイナーがいない!?
『現段階では新卒入社デザイナーは0人』
ドワンゴはこれまで新卒でのデザイナー採用をしてこなかった為、今いるメンバーはこれまで他社等で第一線の活躍をしてきた中途採用メンバーが殆どです。
社内の制度を利用して企画職やエンジニア職からデザイナー職になった方も何人かいます。
デザイナーの平均年齢が予想より少し高めであった事はここにも起因していると思いますが、今年の春からめでたく新卒採用デザイナー達が新入社員として入社予定の為、今春以降は若いデザイナー達によって新しいエネルギッシュな風が吹く事を今からとても楽しみにしています。
【6】メンター制度
『中途入社でもメンターの先輩がついてくれる』
新卒のみならず、中途入社でも慣れるまでの間はベテランの先輩がメンターとしてサポートについて下さいます。
業務の事はもちろん社内で何か困った事や、おすすめのランチスポット情報まで(笑)、気軽に相談できるメンターの先輩がいるのは本当にありがたいです。
そしてメンターとなる先輩方にも、メンター業務での負荷を考慮した上でチーム内で一時的に作業負担を分散したりというサポート体制が組まれています。
【7】既婚率/子持ち率が意外と高い
『ドワンゴのデザイナーは既婚率も高く、パパママデザイナーも多く活躍』
デザイナーという仕事と家庭や子育ての両立というのは一般的にはなかなか厳しいのが現実ですが、 ドワンゴのデザイナーは既婚率も高くお子さんのいらっしゃるパパママデザイナーさんも多く活躍しています。(社内結婚も有)
あまり知られてないですがドワンゴの福利厚生は比較的充実しており、どわんご保育園や育児手当(保育園などの費用の2分の1相当額※月額5万円までを会社が負担してくれる制度)などもありお子さんがいらっしゃる方には嬉しい制度ではないでしょうか。
ちなみに今デザイナーがいるフロアと同じフロアに「どわんご保育園」があるのですが、夕方になるとお子さんと一緒に帰る社員の姿をたまに廊下で見かけたりして非常に微笑ましいです。
【8】静かで集中しやすい作業環境
『図書館レベルの静かな環境』
実際の作業環境を見るまでは、「あのドワンゴの事だし賑やかというか少しうるさい位の環境なのかな…」と予想していましたが見事に正反対でした。
デザイナーが在籍しているクリエイティブセクションは普段とても静かで制作に集中できる環境です。
どの位静かなのか試しに騒音計測してみましたが、図書館と同じ位のレベル。
快適に過ごしやすいのは40~60dbと言われていますので、丁度良い環境ではないでしょうか。
例)図書館 40db~45db
- 昼 …40db
- 夕方 …45db
- 夜 …51db
※夜になるほど比較的賑やかになります。
【9】ライフスタイルに合わせた勤務形態
『裁量労働制 or フレックス勤務』
ドワンゴのデザイナーは基本的に裁量労働制 or フレックス勤務のため、担当業務やライフスタイルに合わせて勤務する事が可能です。
お子さんの送り迎えをするパパママデザイナーさんもいらっしゃいますし、平日に病院や役所などに用事もすませやすく、基本的に個を尊重してくれる自由な環境です。
もちろん「自由」には「責任」が伴いますので、担当業務やチームの状況を考慮しつつ困ったときはお互いにサポートし合えるような信頼関係をチーム内で築けるよう心がけています。
【10】ワーク・ライフ・バランスとリフレッシュ休暇
『何事もメリハリを!』
繁忙期は連日深夜まで勤務する事もありますが、基本的にワーク・ライフ・バランスはとりやすい方だと思います。
メリハリをつけて仕事をする事を推奨される環境だからこそ、休日には感性を磨いたり新たな技術やデザインの勉強をしたりする時間も取れますので、向上心あふれる方や勉強熱心な方も多く日々良い刺激を頂いてます。
また、年に一度好きなタイミングで取得できる「リフレッシュ休暇」の取得率も高く、9連休等で海外旅行に行って視野を広げたり、仕事以外の制作などにも集中して取り組んだりと、自分の人生という名のプロダクトさえもクリエイティブにしようというアクティブな”リア充”が多いです。
…ドワンゴの社員に”リア充”という言葉を使うことになるとは入社するまでは全く予想だにしませんでした(笑)
いかがでしょうか。みなさんの思っていたドワンゴデザイナーのイメージとは少し違いましたでしょうか?
実際にドワンゴのデザイナーになってみて感じたことですが、「外から見ていたイメージより思ったより働きやすくて正直驚いた」というのが率直な感想です。
流れの早い会社ですので状況の変化というものは常にありますが、入社一年目のいちデザイナーから見た主観としては、先輩デザイナー方のように長く働いていきたいと思えるような環境です。
ちなみに福利厚生制度の社内施設の中で個人的に一番よく利用するのは「リラクゼーションサロン」のマッサージ。
入社前から個人的に愛用していたリラクゼーションサロン「Raffine -ラフィネ-」が社内にあり、デスクワークによる肩こりをほぐすのにとても重宝しています。
もしドワンゴのデザイナーに興味がある方がいらっしゃいましたら、何かの参考になれば幸いです。