超簡単!PCを一切使わず『iPhoneだけで好きな3Dモデルと遊ぶ方法』

超簡単!PCを一切使わず『iPhoneだけで好きな3Dモデルと遊ぶ方法』

2016.05.19
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こんにちは、デザイナーの桜です。

先日開催されたニコニコ超会議、ドワンゴのデザイナーは「フェイスペイント」企画でペインターをしたのですが、私は今年初の企画となる【ゲリラフェイスペイント】部隊で参加させて頂きました。

超会議2016公式サイト -超フェイスペイントブース-

朝の入場待機列に並んでいる方々への朝ゲリラや、フェイスペイントブース以外の他ブースへの出張ゲリラをしたのですが、神出鬼没のサプライズという事もありとても喜んで頂けて、「また来年も是非ゲリラやって欲しい!」というお声を沢山頂きました!
その言葉を聞いただけで早朝から頑張って早起きした甲斐があったな〜と元気を貰い、本当に嬉しかったです。

また、朝ゲリラフェイスペイントではとても気合いの入った【最前線待機列】の方々のエリアを私は担当させて頂いたのですが、皆さんお祭り前でとてもテンションが高くニコニコ愛にあふれる方々ばかり!
「ペイントをしているのはドワンゴのデザイナーなんですよ〜」というお話をした所、何人かの方から

「将来ドワンゴのデザイナーになりたい!!!どうすればなれますか?」

という質問を頂いたので、もしかしたら将来一緒に働く未来の仲間がいたかもしれませんね。

尚、「ドワンゴデザイナーに凄く興味があるけどやっぱり噂通りブラックな会社なんじゃ…」というツッコミも頂きましたが、詳しくは前回書かせていただいた【意外と知らない「ドワンゴのデザイナー」】をご参照くださいませ(笑)

超会議は沢山の魅力的な企画やブースがあり、個人的に今年一番見応えがあったのはやはり「超歌舞伎」の『今昔饗宴千本桜』!

ボカロ曲「千本桜」と歌舞伎を代表する作品のひとつ「義経千本桜」が融合した独自演目『今昔饗宴千本桜』− はなくらべせんぼんざくら − は、中村獅童さんや初音ミクをはじめ、澤村國矢さんやKAITOの饗宴にも思わず魅入ってしまい、見終わった時は気が付くと両手がじんじんと痛くなるくらい夢中で拍手をしていました!

超歌舞伎についてはこちら

人間とバーチャル3DCGモデルの共演歌舞伎が見られる未来が今まさに目の前にあるんだなぁ…と3D技術の進歩を肌で感じ、思わず鳥肌がたった程です。

そして、ニコニ立体の人気ブース「ニコニ立体写真館」(超会議2016 ニコニ立体写真館サイト)でも多くの方々が3Dモデルとの記念撮影を楽しんでいらっしゃった様子を見て3D技術が身近になった事と、更により簡単に日常的に3Dモデルと触れ合える方法がもっともっと普及すれば、更なる素敵な3Dコンテンツが個々人から生まれるキッカケになるでは…?と感じました。

そこで今回のブログは、【PCを一切使わずスマホだけでより手軽に3Dモデルで遊べる方法】をご紹介したいと思います。

スマホの普及によりPCを持たない方が増加している事を踏まえ、スマホだけで完結する簡単な方法の中から高機能なものをご紹介いたします。

尚、この方法はあくまで私が個人的に愉しむ為にこれまで色々と試行錯誤した中で、日常的に俺の嫁の3DCGモデルを持ち歩いている方法になりますので、他にも方法は色々あるかと思いますが2016年5月現在、この方法の導入手順について詳しく説明している方が他に見当たらないので、ご紹介させて頂きたいと思います。

今回使用するモデルは……我らが【ニコニ立体ちゃん】!

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名前は「アリシア・ソリッド」
14歳。

ニコニ立体の公式キャラクターで、無料配布3Dモデルの中では珍しく『表記不要で改変や商用利用も可能な無料で使える3Dモデル』として映像作品や自作ゲーム、技術デモなど様々なシチュエーションにおいて使える非常に自由度の高い3Dモデルです。

アリシア・ソリッド 公式サイト

用意するもの

まずは以下5点をご用意下さい。

※無料アプリで一旦どんな感じなのか試してみたい方は「musicgirl」(iOS/Android)http://musicgirl.jp/tutorial.htmlというアプリもオススメですが、残念ながらニコニ立体ちゃんをはじめとした『PMX形式』モデルには今現在対応していません。
(他の『PMD形式』モデル等を使用して下さいませ)

「MMD Player」iOSアプリってどんな事ができるの?

3Dモデルと一緒に写真を撮ったりダンスを踊らせたり動画を撮ったりできます。

(以下、APP storeより抜粋)−−−−−

【アプリ説明】

  • MikuMikuDance用モデルデータとアニメーションデータを、iPhone/iPad/iPod touchで鑑賞できます。

  • タッチ操作での直感的なカメラ操作、さらにキャラクターに設定された”揺れ物”をタップで触る事ができます。

  • AR(拡張現実)機能搭載。専用のマーカー画像を印刷してカメラを通してみると、あたかもそこにキャラクターが存在するかのように見えます。
  • VR(仮想現実)機能も搭載。スマートフォン用のVRグラスでお楽しみください。
  • ZIPファイルにも対応しているので、配布先ウェブサイトから直接ダウンロードして閲覧する事も可能!
  • 音楽再生機能も内蔵、ダンスアニメーションのBGMをiPodライブラリから選んだ曲やmp3ファイルにシンクロして再生できます。

【機能】

  • 複数のpmx/pmd/vmd/vpdファイルの表示・再生

  • 3Dモデルを合成した写真撮影が可能

  • iPhone/iPadユニバーサル。どちらでもお使いいただけます。
  • 縦向き・横向き全対応
  • 物理演算対応
  • トゥーンレンダリング対応
  • スフィアマップ対応
  • セルフシャドウ対応
  • ZIPファイル対応
  • ZIPファイルへの”Open in”対応
  • iPodライブラリの音楽ファイル再生
  • ドキュメントフォルダの音声ファイル再生(mp3/aiff/wav)
  • モーションと音楽の開始タイミングが一致してない場合の開始時間調整機能
  • シーン構成をファイルに保存可能
  • ARモード中、動画撮影が可能
  • AR機能を使って、MikuMikuDance向けのカメラモーションの記録
  • 左右分割表示での立体視用表示モード搭載

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改めて見てみるとこれだけの機能があって480円とは破格値過ぎて鼻血でそう…!
500円のワンコインでお釣りが来ますよ!ランチよりお得ですよ!

1点、MME(MikuMikuEffect)のエフェクト非対応という点だけ今後に期待している点ですが、代わりに独自のエフェクトが用意されています。

そんなこんなで色々できますが、今回はシンプルに

【ニコニ立体からMMD用の3DモデルをiPhoneに直接ダウンロードして3Dモデルと一緒に日常写真を撮る】

手順をご紹介しますね。

早速手順を見ていきましょう! ①〜⑤の簡単5ステップです。

手順

①MMDPlayer iOSアプリをiPhoneにインストール

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https://itunes.apple.com/jp/app/mmdplayer/id468386401

②ChromeのWEBブラウザから「ニコニ立体」にアクセスしてお目当ての3Dモデルデータのダウンロードページへ移動し、データのダウンロード

http://3d.nicovideo.jp/

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※今回はニコニ立体ちゃんの3DモデルをiPhoneに直接ダウンロードします
http://3d.nicovideo.jp/works/td14712

③MMDPlayerアプリを起動し、以下のスクショの通りに操作してダウンロードしたモデルをアプリに読み込む

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(キャラクター輪郭線の表示・非表示はお好みで)

④モーションデータやポーズデータをモデルに適用する

ニコニ立体ちゃんはモデルデータ内にモーションデータが同梱されているのでそれを使用します。
【再生/停止】ボタンでポーズを決めて下さい。
(他の配布モーション・ポーズデータを適用したい場合はモデルの読み込みと同様の手順でアプリ内にデータを読み込み、モデルに適用して下さい)

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適用するモーションを変えてみます。
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新しいポーズで写真が撮れました!
デフォルト設定だと『自動追尾』がオンになっていて、常にキャラが中央にくるように自動補正されますが、オフにした方が写真は撮りやすいと思います。

⑤いろんなポーズで写真を撮ってみましょう!

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ドワンゴ社内カフェテリアの隣にある「路地裏スペース」でパシャリ!
私のMacとテレビちゃん達とパシャリ!

chiiさんと一緒にパシャリ!
こんな風に人物と一緒に撮れば超会議の『ニコニ立体写真館』みたいな事も簡易的にできます。

いかがでしたでしょうか?簡単に3Dモデルがあなたの前に降臨します。

この方法…実は個人的に友人から、

「PC持ってないけど公開されてる素敵な俺の嫁モデルで動画作ったり一緒に写真撮ったりしたいよ〜!」

という相談を以前受けて紹介した方法なのですが、スマホ操作に疎い友人でも簡単にできた!と好評だったので是非トライしてみてくださいね。

ちなみにその友人からは一ヶ月後、聖地巡礼に俺の嫁モデル達を連れて行き、あらゆる聖地スポットを撮りまくった写真が送られてきました。楽しそうで何よりです。

AR(拡張現実)機能を使って動画を撮影する事も可能!MMDPlayerで動画を撮ってiPhoneにインストールされているiMovieアプリで簡単に動画編集すれば、簡易的なMMD動画を作る事もできます

まだまだ数は少ないですが、ニコニコ動画上にもこのアプリを使って作られた動画が「MMDPlayer」というタグで投稿されています。
スマホ一台でこんな3D動画が簡単に作れるというご参考までに。

【MMDPlayerを使用して作られた動画】
http://www.nicovideo.jp/tag/MMDPlayer

最後に…再度のご説明になりますが、ニコニ立体で公開されている3Dモデルはそれぞれ作者様の定めている『利用規約』が異なります。

この手順を参考に他のモデルで遊ぶ際は、必ず各モデルの利用規約を事前にご確認下さいませ。

それでは皆様、素敵な3Dライフを〜!

 

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この記事を書いたメンバー

桜

Designer

好きな花は「桜」。ドワンゴから程近い銀座木村屋本店の「桜あんぱん」は幸せの味がします。

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