ドワンゴカフェテリアに並ぶ椅子からWeb・アプリデザインを考える

ドワンゴカフェテリアに並ぶ椅子からWeb・アプリデザインを考える

2016.04.7
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こんにちはwatataniです。

最近50年ぶりに復刻したアルネ・ヤコブセンのDrop Chairという椅子を購入しました。
背もたれに上着を掛けるには不向きな形状の為、敢えて椅子に上着は掛けないポリシーをかして生きております。そんなwatataniがドワンゴカフェテリアに並ぶ多種多様な椅子からWeb・アプリデザインを考察してみます。

デザイナーズチェアから学べる3つの要素

まずは何故これらの椅子がピックアップされたか総務部へヒアリング:
watatani「カフェテリアの椅子はどのようにセレクトされたのですか?」
総務部「カフェテリアの部分は以前からお世話になっているコクヨ株式会社へ依頼し株式会社シナトの建築家・大野力(おおのちから)氏と協業してインテリアデザイン及び施工が行われました」

一つ一つの椅子は配置される環境をイメージして制作されていると思うので同じ環境に集めて配置するのはとても難しい事だと思いますが、依頼の結果、第27回日経ニューオフィス賞「クリエイティブ・オフィス賞」を受賞!

おおっすごい!

上記写真手前に写っている椅子以外にも合わせて35脚の椅子があり多種多様な椅子がランダムに並べられていて統一感がないように見えるかもしれませんが、全体的にシンプルなミニマルデザインの椅子が多く同一空間の調和を保っています。

今回はこれらの椅子の中からマルチシチュエーション、ミニマルデザイン、UXな視点でデザイナーズチェアを考察させて頂きます。

・様々な場所で対応できる(マルチシチュエーション)
・重要な部分だけにフォーカスさせる(ミニマルデザイン)
・心地よい(UX)
 

様々な場所で対応できる(マルチシチュエーション)

デザインは一貫性を通しながら様々な場所に対応することが必要です。

例えばイームズシェルサイドチェアDSR。
この椅子は複数の素材を組み合わせることで様々な場所に合うデザインになるが、素材を変えたとしても一貫性をたもっている。Webでも様々なデバイスと画面サイズが出てきている中で同じような対応が必要です。
 

Eames Shell Side Chair DSR(イームズシェルサイドチェア DSR)

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デザイナー:
Charles and Ray Eames(チャールズ&レイ・イームズ)
モダンデザインのパイオニア的存在。元建築家と元芸術家の二人の才能は家具を越えて「家づくり」「映画製作」と限りなく広がっている。

会社:
Herman Miller(ハーマンミラー)
家庭向け家具の小さな会社でしたが、「問題を解決するためのデザイン」という理念のもと、家庭・オフィスの両方を対象とした家具のリーダーとして広く知られる会社に成長。

参考サイト:
http://storesystem.hermanmiller.co.jp/fs/hmjapan/DSR_47ZAE8
 

重要な部分だけにフォーカスさせる(ミニマルデザイン)

構成要素やコンテンツ内容等を最小限に抑えることでユーザーの意識を最も重要な部分だけにフォーカスさせる事が必要です。

例えばSANAA CHAIR(サナーチェア)。
無駄なものを排除し最低限の構造で制作したサナーチェアに座ってみると、線の細さからは想像できない構造の安定感がわかります。画面が狭いアプリデザインは構成要素やコンテンツ内容等を最小限に抑えることでユーザーの意識を最も重要な部分だけにフォーカスさせる事が必要です。

SANAA CHAIR(サナーチェア)

 
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hhstyle.comの3周年を記念して誕生した「SANAA CHAIR(サナーチェア)」。

デザイナー西沢立衛氏の作品の中に「House & garden」という個人住宅があるのですが内部空間にあるはずの一切の壁を排除することで、より空間を広くみせる工夫を施しています。そんな構造の魔術師が作り上げた椅子だからこそ無駄なものを排除し最低限の構造で制作したのではないでしょうか。

デザイナー:
SANAA(妹島和世と西沢立衛による建築家ユニット)
世界を股にかける建築家スーパーユニット「建築界のノーベル賞」とも言われるプリツカー賞を受賞している。

会社:
interoffice(インターオフィス)

参考サイト:
http://www.hhstyle.com/products/detail.php?product_id=1403
 

心地よい(UX(ユーザーエクスペリエンス))

機能だけではなくシステムを使ったときに得られる経験や満足感も必要です。

例えばLaurus(ローラス)
面で構成された組立式椅子。このスリットにより背面が加重によってしなり、座り心地良くデザインされている。ユーザー自身が組み立てられるという楽しみもある。Webでもユーザーが真にやりたいことを楽しく、心地よく実現できるかどうかが必要です。

Laurus(ローラス)

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デザイナー:
藤森泰司
家具デザインを中心に、建築家とのコラボレーションなど幅広い分野で活動。

参考サイト:
http://commoc.jp/#14/laurus

まとめ

デザイナーズチェアを紹介しながらWeb・アプリに共通している部分を書いてみました。デザインはものであろうが、画面であろうが本質は変わりません。

お気付きの方もいると思いますが3つの要素で分類分けをしましたが、実はどの椅子のデザインも3つの要素を持っています。ミニマルデザインの椅子に素材、質感、カラーバリエーション等の選択肢が広がればマルチシチュエーションの要素にもなり、重要な部分がユーザーそれぞれの経験により満足感につながればUXの要素にもなります。

もしもWeb・アプリデザインを考える上で判断基準に迷ったら思い出してみて下さい。外のデザインに目を向けることで結論を導きだすことができるかもしれません。

 

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この記事を書いたメンバー

watatani

watatani

Design Manager

デザインコミュニケーション室。サービスのロゴやキャラクターのクリエイティブレギュレーションの作成と運用を担当。

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