エンジニアとノンデザイナーズ・デザインブックを勉強してみた

ドワンゴデザイナーのマカロフです。
ドワンゴの開発チームでは勉強会を開催しており、デザイナーもたまに参加をしています。
今回は生放送担当のフロントエンドエンジニアであるRIAチームとノンデザイナーズ・デザインブックについての勉強会を行いましたのでご紹介させていただきます。
エンジニアと短時間で行う勉強会
昨今のweb制作ではエンジニアがcss等を触ることもあるし、デザイナーがJavaScript等の処理を書くこともあります。
フルスタックとはいかないまでも、作業の理解を深めるためにお互いの分野を勉強会の題材にしてはどうかとのお誘いを受け参加してみました。
当然それぞれが担当している案件を抱えている為、長時間の勉強会は業務への負担になります。
今回の勉強会は時間内で文章を読み上げる形ではなく、事前に読んだ内容をPDF等にまとめて紹介するという形で行いました。
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書いてある流れを事前にまとめた形での勉強会は1章わずか30分で終わるので時間が効率的に使えます。本を題材にした勉強会を行う場合に有効ですのでオススメです。
ノンデザイナーズ・デザインブックとは?
1994年に英語版が出版されてから国内の翻訳版が3回装丁を変えて出ているというロングセラー本です。専門知識を持っていない人でも丁寧に解説されたデザイン手法が学べます。
デザインの基本的なレイアウト法や相性の良い色の選択方法等が説明されているので、LT向けの資料や企画書の作成、設計時の資料などにも活かせる内容となっています。
まとめPDFのご紹介
本の内容は、
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等の章構成分かれています。
今回の私の担当パートは第7章の「カラーを使う」でした。
読書して久々に「color wheel」「色相環」等でググってみました。
ブラウザで動く便利なカラーホイールのツールもあり、便利な世の中になった事を実感しました。
Adobe Color CC – カラーホイール | カラースキームhttps://color.adobe.com/ja/create/color-wheel/ RYB Color Wheel |
配色がまとまらない時はこういったツールを試してみるのも良さそうです。
サンプルで以前作ったロゴ等を利用して説明画像を作ったりもしました。
こうやって要点をフックにして本の内容を知り、興味が持つことができるのでより丁寧に本を読む事に繋がりました。まとめた資料を見ることで時間の短縮になり、長時間読書をすることが苦手な方にもオススメの勉強法ではないかと感じています。
今回の勉強会の最後に…
ノンデザイナーズ・ブックで学んだ事を活かして参加者で1点ずつバナーを作ってみました。
今回のバナー素材は商用利用可能の素材サイト「ぱくたそ」様と「シルエットデザイン」様から素材を使わせて頂きました。
この場をお借り致しましてお礼申し上げます。ありがとうございました!
ぱくたそシルエットデザイン |
業務に追われる時間が無い中で作った物なのでもしかしたら完成度はそこまで高くは無いかもしれません。
ですがエンジニアとデザイナーで工夫して様々なネタを考えバナーを作る作業は新鮮でデザイナーにとって刺激になったと感じています。
個人での技術や仕様の調査や勉強はもちろん大事ですが、勉強会という形で一緒に働くチームとの意見を交換しながらの勉強会は今後の案件の中でも生きていくと思います。
日々業務に追われているとなかなか時間は取れませんが勉強会は続けていく意義があると考えます。
今回はデザインの手法や基礎を学ぶノンデザイナーズ・デザインブック勉強会のご紹介でした。
弊社クリエイティブセクションでは一緒に勉強していける仲間を募集しております!