ブースディレクターとして「超フェイスペイント」を成功させるために行ったこと

ブースディレクターとして「超フェイスペイント」を成功させるために行ったこと

2016.05.26
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ノウハウ

はじめまして、ドワンゴデザイナーのヨシヒコです。最近は「勇者ヨシヒコと魔王の城」を見返しています。

ニコニコチャンネルの担当デザイナーを経て、現在は主に「N高等学校」などのいわゆる教育に関係するサービスでのUIデザインを担当しています。

また、超会議2016では「超フェイスペイント」ブースでサブディレクターをやらせていただきました。おかげさまで大盛況となり、沢山のニコニコなフェイスを世に送り出すことができました!

さて、わたしの初投稿となる今回は「フェイスペイント」ブースディレクターとして、どのようにしてクオリティを向上させたか、メンバーのモチベーションを維持したかについてご紹介します。

クオリティーの向上=ペインターのスキル向上

一口に「フェイスペイントする」といっても、そこで扱われるのはniconicoサービスの顔である「ニコニコテレビちゃん」。キャラクターブランディングを行っていく上でも、クオリティーの向上は必須課題です。

さらに今回はブース規模拡大に伴い、デザイナー職以外の社員にも「助っ人」として参加をお願いしました。助っ人は手先が器用だったりイラストが得意だったりという頼もしいメンバーですが、ただ塗りや線を上手に描くだけでは「テレビちゃん」にはなりません。まずはキャラクターへの愛やこだわりを持ってもらわなければ!

こうした課題の異なる50人を超えるペインター全員が「お客さんにクオリティーの高いモノを届ける」にはどうしたらいいだろうか。

悩んだ結果、答えはシンプルに2つでした。

  1. 描き方の資料を作ろう
  2. 練習会をしよう

1.描き方の資料を作ろう

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まず、筆を触ったことのないメンバーでも描けるぐらい詳細な「手順書」を作ることから始めました。実際に自分で描いてみて、コツや注意点などを細かく把握し、文章と写真に落とし込んでいきます。そしてそのために、「テレビちゃん」の造形を理解する必要がありました。

この法則から、描き順や配置の際の注意点など諸々が見えてきました。どうやら、白い顔面?→足→黒い枠線→アンテナ→顔●▲●……と描くと筆&絵の具の運用効率が良さそうです。

こんな具合で、「テレビちゃん」以外のメニューである「超会議エンブレム」「超」「2016」なども手順書を作成していきました。

2.練習会をしよう

本番の状況に近い環境でただただ数をこなす。なんだかんだこれが一番の正解だったと思います。

筆・絵の具の特性、塗り方、線の引き方、失敗した時の直し方、お客さんへの接し方、会話の仕方などなど、教えられることは可能な限り共有しました。逆にもっと良い方法を発見してもらったり、メンバー同士で教えあったりと、集まることでの相乗効果も大きかったです。

また練習内容については、目的や目標を具体的に提示すると、手段を限定せずにのびのび進めることができます。

内容はこんな具合です。右利き用。

練習方法 目的など
手の甲〜腕にひたすら描いてもらう 肌に描くこと&道具への慣れ。
左肘をつき、指を天井に向ける→手首の内側に描く 曲線&肌の柔らかさへの対応。
手首の太さや丸みが人の頬の柔らかさや丸みにとても似ていたので。
ペアを組んで顔に描きあう 本番とほぼ同じ状況での対応。人に描くことに慣れる。
本番を想定した会話の練習 よりお客さんに楽しんでもらうためのサービス。
日常的な会話でもOKで、とにかく話しながらやってみる。

ちなみに、ひたすらキャンバス役をやっていたので頬がかさかさになりました(笑)

モチベーション管理

描き方や接客に関して全て文書化したし一通り説明した!!これで本番を迎えられる!!!

わけがありません。

メンバーは命令を与えたらその通りに動くプログラムとは違います。気持よく練習して最高の状態で本番を迎えてほしいし、何より、お客さんが喜んで席を離れるあの瞬間を、是非体験してほしい。

モチベーションの向上は、やはり「達成感」から得られます。ですので、自主練スペースを設置してからは必ずその場の主として居るようにしました。可能な限り、メンバーひとりひとりの課題と向き合いながら進めたいと思ったからです。

資料上の言葉だけでは伝わりにくいアナログな感覚も少しずつその場で丁寧に伝え、人によっては教え方や手順を変え、スキルの段階に応じて個別に目標を立て……。時間も手間もかかりますが、責任者が率先して場に出て直接導くことが、メンバーの安心、ひいては自信に繋がりました(と信じています)。

本番で気を付けたこと

やることはやった、あとは本番だ。今までの練習の成果を存分に発揮してもらえるよう、出来ることを最大限に行います。

最大の難関は早起きでした。

開始直前、まずは緊張を解いてもらおうと、運営同士でペイントをしてもらいました。身内なので肩肘を張らず、表情も和らぎます。この空気がそのままお客さんに提供されるのがフェイスペイントブースの一番のいいところですし、ディレクターとして一番気を使ったポイントでもありました。

また、ペインターやお客さんにとって適さない環境を見付けたら、その都度改善を行いました。例えば照明の高さを変える、ペインターとお客さんの椅子の種類を統一して描きやすくする、入退場導線の改善などです。事前には想定できなかった事案がコレでもかと出てきますので、その場で判断&対応します。アドリブ力や思い切りが必要ですね。

1日目の終わりには、Twitterにアップされたお客さんの写真を見てクオリティのチェックし、メンバーへフィードバックを行いました(たくさんツイートされていてディレクター陣歓喜😂 )。エンブレムの鉢巻が微妙に違ってこともありましたが……、前年に比べて全体的にクオリティが高い! やった!!

最後に

超会議は、普段はPCの画面に向き合って仕事をしている我々が文字通り「接客」する、珍しい2日間です。ブースに来てくださったお客さんはもちろん、お客さんの笑顔を作り上げ、支えてくれたチームのメンバーにも大きな感謝を贈りたいです。終わったあとに「楽しかったです!」と言ってもらえて、大変だったけどやって良かった!と心から思えました。

より詳細な「超会議2016における超フェイスペイントブース」のレポートについては、近々紹介しますのでお楽しみに〜。

それでは、次の記事でお会いしましょう。

おまけ:「テレビちゃん」の描き方

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どうです? かわいいでしょう?

手の甲に描いているので簡単そうに見えますが、実際は人の顔に施すので難易度高めです。みなさんも是非チャレンジしてみてください!

 

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