ニコファーレ5周年★360度LEDモニター動画のつくりかた

こんにちは!maaamiです(´▽`)
夏も本番!海にプールにBBQ、夏にしか出来ないことが沢山あって楽しみですね♡
ニコファーレって?
突然ですが皆さん、ニコファーレってご存じですか?
「ニコファーレ」とは六本木にオープンしたイベントスペースで、会場を360度囲んだ高輝度LEDモニターが目玉になっています。
また、ニコニコ生放送ではAR(拡張現実)の技術を用いて、ステージ上や会場にあたかも存在しているかのようなバーチャル映像をネット中継の画面や壁面モニターにリアルタイムで合成することもできるんです!
そして、2016年8月1日に「ニコファーレ」のサイトがリニューアルしました!じゃじゃじゃーん
詳細情報はニコファーレサイトにモリモリ盛り込んでおりますので、是非一度御覧ください♡
ちなみに担当デザイナーはmaaami / すなぎも / oki です(´▽`)
ということで、聞いてみる
動画制作を行う際のステップ |
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STEP.1 打ち合わせ
まずは打ち合わせを行い、企画さんと大枠の流れの摺り合わせを行っていきます。
打ち合わせで決める内容 |
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STEP.2 Photoshopで素材制作
内容が決まったのでイメージをサクッと書き起こします。
と、その前に、今回制作するニコファーレの会場モニターを紹介させていただきますね♪
ニコファーレの会場モニター紹介
ニコファーレの会場モニターでは計7つのモニターデザインを行います。
EとFは出入り口のパネルになるので、Bの両端を切り取ったものになります。
B画面を制作すると、フォーマットが自動的にB画面からE/F用へ切り取ってくれるんです!
ステキすぎるっ♡
実際に素材をつくっていくよ!
今回は町会議の発表会ということで[屋台]と[花火]をイメージしました(´▽`)
イメージが固まったらPhotoshopで書き起こします。
書き起こす際、明るい色を使い過ぎると照明効果で会場全体が明るくなってしまうので気をつけてくださいね!
出来ました★じゃじゃじゃじゃーん!
今回は納期までに少し余裕があったので細部にもこだわっちゃいました♪
STEP.3 動画をつくる
次に、実際にAdobeのAfterEffectsというソフトを使って動画を制作していきます。
動画を制作する工程をコンポジットと言います。
今回ニコファーレのコンポジットを作成する画面は下記のようになっています。
(※クリックすると拡大するよ!)
A画面の編集 | B画面の編集 | 各画面合わせた編集 |
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屋台は発表会中ずっと裏で流れ続けるのでループ再生で花火を付けます。
また、ニコファーレの横長モニターという特性を使ってこんな演出を行ったりも出来ます↓
演出方法は沢山あるので色々考えてみてくださいね(´▽`)
冒頭で軽く説明しましたが、1画面のフル動画を制作するとテンプレートが各フォーマットに自動的に当て込んでくれるので、意外と簡単に各モニターの動画が制作出来ます♪
つくったからわかる!注意して欲しいポイント
- 画面上部は意外と見えない!
機材などの関係で赤いマーク付近が実は見えにくいので、上の方に演出を置くのは控えたほうが無難です!
- 天井部分の動画は光の演出くらいに抑える
天井はモニターではなくメッシュ状のLEDライトになっているので
イラストや文字の演出はしないように気をつけてくださいね!
あくまでも光の演出くらいに留めておきましょう♪
STEP.4 サウンドと合体
最後に、出来た音をAdobe AfterEffectで合体させます。
そして、エンコードして完成です!
STEP.5 最終チェック
出来た動画を擬似的に書き出して企画さんにチェックしてもらいます٩( ‘ω’ )و
書き出しを行うと、自動的に擬似的に組み上がった動画が生成されます。
花火からパンして屋台へ | 花火ループ(発表中背景) |
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納品形式はaviになります。出力ファイルは1つでOKです♪
ドワンゴでは書き出の際にGrass Valley HQ Codecを使用しています。
チェックしてもらったら納品完了です!お疲れ様でした(´▽`)
まとめ